啓発舎

マジすか? マジすよ

杉並方面で契約っぽい用事ニ連ちゃんだったが、両方、当初の見込みどおりに完了した。


一つはどでかい組織とのやりとり、もうひとつは、個人への業務委託。
その個人のほうについて。
間に立った方と先方と当方三者の打ち合わせであった。
両方女性でしたが、いずれもまことにしっかりした方だ。
委託先は、実は、以前一度ご縁のあった方で、そのときの仕事ぶりが印象にあって今日、という段取りだったのだが、今日改めてやりとりして、肝が据わっているなあ、というのが新たな発見だった。
おれは仕事のパートナーは雇わない。
必ず請負方式にする。
折角人を使う稼業から足を洗って、いまさら人を指図するといういちばん堪える仕事を誰がすき好んでするか。
雇用は、必ず寄りかかる。どちらがどちらにとはいわない。
どうしてくれるのよ、になる。
その点、契約は、解消でおしまい。
甘えなくしんどいが、両足でじべたを踏みしめて、そんじょそこらの地震じゃびくともしない足腰の持ち主は、必ず成功する、いい稼ぎになる。
世間は、そういう方は見逃しません。

もう一人、委託している人、こちらは男、がいて、この人とは結構長い。
お世話になりっぱなしだ。ありがたいことです。


長々書いたのは、そのあと、電話で銀行の担当者とやりとりが、今日たまたまあり、それがあまりにどうしようもなかったからに他ならない。
ちょっと、詳しく書く体力ないですよ、今。
「あの件ですが、どうのこうの」
「おいちょっと待てよ、それは先週私が」
「そうですよね、実は上司がどうしたこうした」
いくらおれがおれだからといって、先週の意思表示ぐらいは記憶の痕跡があるよ。
そもそもこっちからキックオフした話、で、それは先方にとっても必要だったことだ。
それをネグレクトしておいて、あたかもそっちが持ちかけたように切り出す図々しさは、ありだ。
仕事では、そういう局面がある。
とぼけ力はだいじなスキルだ。
別に物わかりがいいわけではなく、おれがそっちの立場だったとしてもやるかもしれない。
だが、すぐそれを上役になすって責任逃れする反射神経に、おれは反応したわけです。
バレましたか、で頭をかけばいいところ、なにが上司だ、本部だ。


都合の悪いことは「本部が」の癖は、別の銀行の担当者にもあり、銀行の審査だか調査だかに巣食う奴らは極悪人、ということになっているが、なに、架空の悪役を仕立てているだけ、というのは、銀行とつきあう際の、ほとんど約束事ともいえる。


だが、とことん個人に属する今回のようなことまで、本部か、上司か、それでいいのか。

というのをこっちも大人げないからひさびさにやったら、明日必ず、だのなんだの成り行きになった。


当然当方は対応しない。
それで不利益もない。


あっちは困るだろうな。
知ったことか。


もう正規雇用は、全員一度馘にして、非正規ですらない、業務委託の個別契約にしたらどうか。
少しは緊張感もでるのではないか。
甘え、それが組織内であればどうでもいいが、取引先にまでてめえの組織内のあれこれを、しかも全部虚偽、を押し付ける、腐臭を放つ甘えの構造も、少しは減る、ことはないか。


とことんどうでもいいことだが、我が身に降りかかったので書いた。


お楽しみいただけたでせうか。