◆文春が東洋経済を非難するが、めくそはなくそである。
オレのシマを荒らすな、というのが本音。
東洋経済オンラインのひどさは、当方もずいぶん前に指摘したが、今から思うと先陣を切っていただけで、後からみんな追随した。
目につくのは、下ネタよりも、女の喜ぶゴシップの類だ。
下ネタは、実は本音でみんな辟易、じゃないのかね。
PVかせぐにはオンナに読ませることだ。こうしてみんながお手てつないで一層悲惨な状況に突入する。
どこまでいくか。たいへん喜ばしいことです。
◆と、文句言っておいてなんだが、江崎大臣の「失言癖」の記事はちょっとよかった。
二階派の懇親会に顔を出したら片山さつき先生がカラオケを熱唱しているのに出くわし、「見てはいけないものを見てしまった」と「失言」した、と。
「原稿棒読みします」よりこっちの「失言」のほうがよほど、その、重量級だ。
ふれーふれー江崎。
◆古井由吉先生の新刊「楽天なんとか」をしばし立ち読みして、すっかりしみじみした。
浅学をわきまえずいうが、文章は、ちょっとどうか。
書くべき情報をいったん頭の中に吐き出して、再構成して言葉をならべました。というかんじ。
流れない。
たぶん、この人は、音楽は得意ではないと思う。
いい悪いではない、そういう文章であることだなあ、というだけ。
言ってることの中身は凄い。深い。