◆暑さはだいぶやわらいだようだが、体がすっかり夏モードで郵便類の封を開く気にもなれない。
外はおまわりさんと街宣車の攻防だ。
サミット以来の布陣でいまのところ当局がほぼ完全に抑え込んでいる。
20メートルに一人ぐらいの間隔で歩哨が立つ。
交差点の内堀通り側は全部検問。
街宣車の唯一の武器は拡声装置なので、朝からコラー等の罵声が飛ぶ。
という界隈に当方は逼塞しているのですよ。
なんか最近思うのは、互いの生息域を尊重する、というのが世の中の摩擦を最小限にする最善手なのでは。
場所に限らない。
地上波民放見る奴はみてください。
往来でわめく爆買いはわめいてくだい
おれさましたい奴は存分にしてください。
だが、どうか、そっちはそっちでやってくれないか。
こっちはこっちでうまくやってますから。
おれさま野郎からのアプローチは後日談があって、こんどはばか丁寧なメールがきた。
差支えなければどーのこーの。
十分差し支えているので紋切り型三行で返した。これでケリでしょう。
立ち回り先くいものよむものきくもの疎通する動物含むヒト科、など、だいたいはたちぐらいまでには決まっているのではないかしら、みんな。
おれなんかの嗜好はすくなくともそんなかんじだ。
ということがこのところ存在レベルでわかったので、もうそこに逃げ込んでじくじくやるだけよ。
で、テニス
決勝戦はいい勝負だった。
どっちも負けろ主義者のおれが、両方勝たせたいと思うのは稀なことだ。
◆女子オープンウォータースイミング
映像は地味そのものだ。
選手は、腕をばたばたやっているのが見える程度で、まわりのボートとかカヌーとかのほうが目立つ。
一見ボートのレースみたいだ。
ビーチでは一般ピープルが普通に海水浴。
解説者も選手の誰がどこにいるかわからない。
話題探しがたいへんだ。
と、浮きドックのような構造物で暇人が並んで釣り糸を垂れている、と思いきや、これが給水スポットなのでありました。
糸の先にはミミズでなく、ペットボトルがついているのだね。
選手が釣れてしまったりしないか。
面白いぞ。