BLOGOSみたいなサイトを、チーチーパッパだと問題にしない向きも多いと思うが、私は重宝している。
つぶつぶの投稿は、おれのこのブログ同様確かに素人の言いたい放題だけど、その集合から、傾向、みたいなものが見えるときがある。
つい昨日も、「アベノミクス第一の矢でデフレ不況打破を」というタイトル、編集がつけたのだと思うが、で、原田某が、だからハナから言ってだでしょう、ととばしている。
いまさらなにを言うか。
なにをいまさら「第一の矢」だ。
というように、風向きを見て、セミのようにじわじわポジション移動する輩がでてくると、ああ世の中ホントにそっちに振れてきたんだな、アベノミクス終わりの始まりだな、と、天下の動向がわかってくる、という寸法よ。
経済って、横文字三桁の呪文がやたらある。パラメーター、変数だらけ。
どの呪文にひっかかるかで、いくらでも理屈ができる。百家争鳴できる。
で、その読みをすこし修正するだけで、いくらでも宗旨替えもできる。
常に正義の味方でいられる。
というわけで、学者の類は、報道マスコミよりさらにたちが悪い。
もちろん、学者の肩書など信用する奴は、身ぐるみはがされればいいだけのことだが、こうなると、ほんと、アフリカサバンナ状態だな。いま、油断も隙もないぞ。
たぶんいえるのは。
◆被雇用者は全部だめ。お先真っ暗。正規だの非正規だの内ゲバやってる時期は去った。
賃金労働者階層全体が地盤沈下するのだから、労働法制も、もうどうでもいいや。
◆世界的に、資本のある奴が勝つ傾向。
もちろん資本を投下して果実を得るにはリスクが伴うが、そのリスクを御した奴が勝つ。
即ち、ホントに賢い奴が生き残る。学歴だのなんだのではなくて。
佐川急便で2年で600万ためて、それを元手に駅前5坪でコナ(といっても、清らかなほう)関係の商売をやる。
ここまでは必ず成功するので、○★たこ焼き、でもクレープでもいいが、二号店三号店あたりまでやって、地べた貸しに業態を転ずる、要は、営業は他人にまかせ、不動産のあがりをとる、二号店三号店は直接経営しない、一日36時間ぐらい必要になるから。
で、なんとか離陸。
その後、順調に巡航できるかはそいつの知恵と勘次第。
というような展望なら、今の若い衆でもいくらでも描けると思うのだが。
自分の頭で考えることだ。