で、本日の株価は全面高。経験則だと2万円も、と。
日経平均はというと、300円以上あげましたね。これは個人的には悪くない情報ではある。
ともあれ、これで消費税は決定だ。
明日以降、文字通り景気の良い情報がしばらく飛び交うだろう。
実は、にわか勉強で経済関係を、それこそ「猿でもわかるなんとか」レベルから、ジャーナリスティックなもの、専門書もどき、まで一気に並行して読んでいる。
よくわからん。
よくわからんのだが、百家争鳴、これだけ多くの「専門家」がこれだけ多くの論をなして対立しているのだから、正しいのは一人であと全部間違いか、もともと全部まちがいか、いずれかだろう、と察しはつく。
占いみたいなもんか。
基本、誰がなにを言っても、間違い、と思っていればいいか。
となると気楽なもんで、おらの見解も申し述べよう。
おとといぐらいにも書いたが、これは理屈もなにもなく、当方の皮膚感覚なのだが、アベノミクスに始まる今回の一連の騒ぎは、一般の所得増、特に正規雇用の賃上げが不調でとん挫、中折れ、という気がしてならない。
あぶなっかしい。
せっかく、業績だの不況だのグローバルだの理屈をつけてせっせとこの10年労働分配率を下げ続けたのに、なんで今更というのが企業の本音だ。
これは経営にも同情の余地はある。いったん上げると下げるのたいへんなんですよ。これは前にも書いた。
で、というところで前回中断したのだが、所得があがるか下がるかはわからないが、上げ下げをやりやすくするのは、雇用の流動化以外ない。
たとえば、せっかく来てもらって悪いが、メガバンクの高給取り、かどうかわからないが、名詞をみると肩書万艦飾みたいなおにいさん、当然正規雇用だろう、に来てもらって株だのなんだのの説明を受けても、また、そのあとこちらからフォローしても、結局は、売りたい商品の連呼、ブラック企業セールスとどう違うか。
完全に代替可能だ。
一部上場企業正規社員の相当数は、明日にでも外部のAさんBさんと代替可能です。
一方、従業員に、所属する組織に対するモラルなどとうにない、あるのは、毎月の口座への入金が途絶えることへのおそれだけ、なのは経営も社員もそれぞれ自覚している。これは言い切る。
A :死に物狂いでやるやつ
notA:まあいいじゃんのやつ(おれだ)
B :サバンナで生き抜く実際的な知恵のあるやつ
notB:かろうじて食われない算段をするやつ
企業がほしいのは、当然AかつBだ。
で終身雇用の大多数はnotAかつnotBなのね。
必然的に導かれる結論は、お互いのため、ここはすっぱり、ということではないだろうか。
職種による賃金の標準は、グローバルだからこれはいたしかたないだろう。
ローソンのレジで同じ仕事をしていて、外国人労働者とこの国の人とそんなに差はつけられないだろう。
いま、格差とかの議論はどうなっているのか。ひところのようには騒がれていないようだが。
いま、ものの価値って「知恵」にまとわりついていますよね。
「知恵」だすやつの総取り、みたいなところありますよね。
給料あげたら税金やすくしまっせ、なんてビホウ策には経営はのってこないでしょう。
公務員を含め終身雇用への切り込みしか、ドラスティックな賃金の上げ下げ、下げもあるな、を可能にする処方箋は、ない、と思う。
企業の業績が飛躍的にあがりそれが一般の従業員に還元され、消費がふえ、正しいインフレ実現、とういうことを本気に考えているのであれば、いまいじくっている派遣ルールなどではなく、正規雇用をなんとかしないと、と思います。
で、それは、むりなんじゃないか、というのがおらの観測だ。
幼稚なはなしでごめんなさい。自分の認識を整理するために書いた。自分のために書きました。これで、明日からの情報に、「なに言ってやんだい」と対処できそう。
明日から音楽っぽくなるので、このテーマはこの辺で。