いろいろ出来事はあったのだが。
N響から。
先週の水曜日、Bプロ、サントリーホール。
幻想と、なんとかいう人の新作。ラベック姉妹。指揮は、ええと、度忘れ。ラベックのどっちかの亭主。
新作から。
バトルフィールドという題名なので、戦争の悲惨さを表したものという先入観があり、おれも最近悲惨だからシンクロしたら気が重いな、と思って聞いたら、ただのどんちゃん騒ぎでした。
右と左で掛け合い。
お不動さんの読経みたいなもんよ。右左で太鼓でかけあうでしょ、あれだ。
景気よくてよかった。
エレベの音は目立つね。
ラベック姉妹は、昔CMとかにも出てたよな、いまは、おばちゃんですね。
向かって右が主として低音を受け持ちグルーヴする。
左が、高音でヘロヘロとやる。
山下洋輔ワールド。
誓って言うが、ほんとに面白かった、おちょくってない。
こういうのがいいですよ、今の気分には。
景気よくやりましょうよ。
終演後、作曲者は壇上にあがるは、ラベックさんアンコール二曲もやるは、愛きょうふりまくは、でお祭りになりました。
幻想は、このブログで以前にも書いた。
N響は、これをヨーロッパに持っていくらしい。
この曲と、チャイコの5番、とフィルハーモニーに書いてあった。
やめとけよ。
わかるけど、ね。
テクは完ぺきだし、指揮者も正確に、過度にはったらずにやっていた。
端正。
それでなにがわかるかと言うと、この曲の、徹底的な無内容さ、だ。
いや、いいんですよ。
一曲目のどんちゃん騒ぎに戦争をどうこういう思想性があるか、とか、そんな小難しいことを言うつもりはない。
音楽に思想などいらない。邪魔。
無内容というのは、音楽として、純粋に一連の音の連なりに対して、ということだ。
まあそんなところ。
で、いまは、というと、環境が、文字通り環境が27日から劇的にかわり、ひと段落、というところ。
いい変化の兆しは、ある。