◆コンサートに行った。
幻想交響曲ほか。
・ローマの謝肉祭
今日の指揮者と、30年前ぐらいに、同じ曲をやった。
30年たつが、若々しい、粋な指揮ぶりだった。
中途で一回鎮まって、さあこれから盛り上がってエンディングになだれこむぞ、という第二ヴァイオリンの、ツツンツツン・・・というフレーズから各パートに受け渡しされる一連の流れが合わなくて、何度も何度も繰り返し弾いた覚えがある、この先生で。
今日は、たいへんうまくいきました。この曲の、ここが急所、ということが、よくわかった。
・プーランクのなんとか。
・幻想
演奏は、たいへん素晴らしかった。いうことなし。
そのおかげで、オーケストラが善戦したおかげで、この曲の意味、というか、意味のなさが、むき出しで伝わってきた。
ちょっと、それは折角の指揮の先生および演奏者各位の誠実な演奏に対してなになので、稿を改めたい。
幻想を通して聞くなんて、もちろん自発的にするわけない、再生装置でも。テレビでは、何度か、流したか。
ベルリオーズという人に、なんらふくむところはない、ローマの謝肉祭など、どんちゃん騒ぎでわりとすきですらある。
だけど、五楽章もので、こういうのを聴かされると。
おれももう年だ。余計なものは切っていきたい。
この人など、まっさきです。かんべんしてほしい。