啓発舎

マジすか? マジすよ

三紙の社説よんで

紅旗せいじゅう(字がわからない)は吾が事ではない。新聞の一面だの社説だので言っていることは、知ったことではない、というのがスタンスなのだが、今朝早く起きて、あらたにすをみていて、たまにはおいらも発言しようか、という気になった。早起きして新聞三紙に目を通し世の不見識を叱る、わしも、おじいちゃんになった、とそういうことでもあるか。
さておき。
脱原発
三紙の社説が日付けごとに一覧になっていて、これが面白い。
朝日は、明確に管表明に賛成、と、言い切る。他の二紙は、また気まぐれか、と相手にもしない。
おれは朝日に賛成だ。
現実的じゃない、とか、産業空洞化をどうする、とか、それはわかる。一応経団連企業に片足おく人間だ、おいらも。
管が政権末期で血迷っている、というのもわかる。無責任というのもわかる。
しかし、いま、管をその種のことばで誹謗するのは、無責任シリーズで熱演する植木等をスクリーンでみて、こいつ無責任だな、と言っているのに近くないか。
いつだったか、わたなべえりこ、っいったか演出家だか役者だかの、のインタビュー番組かなんかで、なぜか隣にすわった爆笑の太田がさかんに横やりをいれるので、渡辺が、あんたばかなことばっかりいわないでよ、本気で文句をいった。それも面白かったが、それに対して「バカなこというのが仕事なのにいえなくなったらおまんまの食いあげだ」みたいなことをまた、ねちねち言い張る太田は、天晴れだった。最近はすっかり文化人になっちまったが。
管に告ぐ。こうなったら、週明けの火曜日は「省エネのため、中央官庁は比較的温度の低い夜11時から朝7時勤務に全員シフトする」とでもぶちあげたらどうか。支持率上がるんじゃないか。

前置き長いが以下本題。
夜11時から朝7時というのは、まんざらやけっぱちではないと思う。
実はこの種のドラスティックな制度改定はいろんなところで起こっている。
おれがそうだ。
まず、一年中カジュアルになった。冬も。スーツ不要。
週一日在宅だ。人によっては二日。
職場単位で朝8時からとか勝手に業務開始時刻をきめる。
で、どうか、というと、おれも組織も全然痛痒を感じないのだよ。
これ、今回の節電がなかったら絶対実現していない、旧弊な組織では。
メーカーは、もっと進んでいるんでしょ。

脱原発の方針を決める。長い座標軸でとりくむ。
代替エネルギーと省エネだ。
言いたいのは省エネ。

この省エネというのは、ただ節約しましょう、ということではなくて、割合大きな、人の社会とのかかわり方のレベルまで、人の意識の変容をふくむ大きな運動になる契機がある、というのが、被省エネ当事者としてのおいらの体感。
社会のしばりがゆるくなりみんなが個を見直す。
豊かというのは、裡にある、というあたりまえのことを共有する。

まあ、そういうこと。与太です。