◆電話で起こされる。NHKで等伯やってるよ、と。
もう9時か。
自らに禁じていた、わけでもないが、しようがない、と、新日曜美術館みる。消音で。赤瀬川氏のしゃべるところだけ音もどす。
もどかしくなって、消す。
あの、女のアナウンサーのあのわけのわからない抑揚は、なんとかならないか。
人により感じ方は違い、たとえば、酒乱T氏は男のほうのしゃべり方が気障だという。当方はそれほどとは思わない。アエラ女のアイドルではあるが、別にどうということはない。
当方の受け取り方の問題なのか、なんだか最近わからなくなってきたが、この番組の女が典型だが、女のアナウンサーの抑揚は、このところ、危険水域にはいってきてはいないか。日本語破壊レベルじゃないか。不自然で大仰な必然性のない抑揚。特にNHK。ほとんど訛り、といっていいんじゃないか。
NHKが、しかもしゃべることを職業としているアナウンサーが、集団で日本語を破壊しているとは、一般にはかんがえにくい。当方の感じ方がずれているのか、といぶかる所以。
だけど、いくらなんでも。
確かにオレは生まれも育ちも東京だが下町だ。下品な言葉遣いであるに違いない。だけど、東京の人間が、言葉をどう発するかは、体で知っている。音楽として。
ここまで不自然な、特に二音目を強調するわけのわからない節をつけてしゃべらないぞ。
4月で改編するのだろうか。まあ、引き続き、ボイコット。我ながらどうでもいいが。
起きぬけで、すこし機嫌が悪いんで、その勢いをたのんで書いた。
以下、きのうの話。
◆ふかひれ、あわびは、申し分なくうまく、堪能。スープ絶妙。嵐山吉兆の松茸のお椀に匹敵。
◆NHKでお能特集。土蜘蛛をはじめてみる。
ずいぶん撒くんだね。
歌舞伎はテレビでも十分楽しめると思う。まあ、これは当方観に行くときはいつも2階3階で舞台が遠いということもあるかもしれないが。
能は、いかなきゃだめだね。舞台とか役者の動きをみるのじゃないから。空間を観ずるものだから。
それと音楽。裂帛の気合で空間を引き裂く能管が、テレビでは、むり。
でも、衣装のあでやかさとか、あの、間、とか、は十分鑑賞に耐えます。面白かった。