2020-10-24 ■ ドビュッシーとシューマンばかり聞いている。 共通するのは、たぶん、どうでもいいということだ。 牧神は冒頭のフルートよりも、フルートがひとくさりへろへろやった後にホルンがポワンとやるあの一瞬がいいのだよ。 これから、とことんどうでもいいことが始まる、という。 ドビュッシーは生涯かけて、どうでもいいことに捧げた。 シューマンといえば病気、というのがステレオタイプだが、おれは全然そう思わない。 昼下がり、がシューマンの本質だ。 午後の無聊にこれほどおさまる音楽をおれは他に思いつかない。 次回は、二週間後だよ。たぶん。