きのうN響のおまけでやったウィーン少年合唱団はおもしろだった。
電光と雷鳴。
ニューイヤーコンサートの定番ですね。
これの合唱版。
訳詞が傑作。
電光、雷鳴は、女房の小言のことだったのね。
最後は、「これでこのあわれな男の話はおしまい」、とな。
これを、つぶらな瞳の少年が、清らかに合唱する。
女房の尻に敷かれる男のはなしを。
以前、カルミナブラーナの姉妹作をファビオルイージがN響とやったとき、その歌詞の、清らかさに驚嘆したことがあった。
いまでも覚えているのは、「メントス」ということば。
これだけ、日本語に訳さないで、カタカナ表記。原語を音訳したものだろう。
前後の文脈から想像はつく。
これを、少年少女合唱団が、おおらかに歌い上げる。
ここに音楽の喜びがあるので、パーヴォはすこし見習うといい。