啓発舎

マジすか? マジすよ

楽隊の練習でありました。
ブラームス3番。
一楽章は、ソナタ形式の教科書のようだ、と弾いていていつも思う。
冒頭、第一主題で幕開けです。控えめな第二主題が木管によって提示されました。
さあ、展開だ、新横浜、丹那トンネルを過ぎて、スピードも乗ってきます。
チェロヴィオラ全開でブラームス節の真骨頂、十分盛り上がったところで、クールダウン、木管ホルンの美しいハーモニー。

いつまでも聴いていたい、ところだが、弾かなきゃいけないんだよね、こちとら。

ブラームスは、音色はもちろん、ハーモニーも、減七とかくすんだ和声が好きなので、その構成音のどれを自分のセクションは弾いているかいつも頭におかないといけない、とか、どれもこれも難しいのだが、とりわけ、あのリズム、小節をまたがるフレージングは、すこしなんとかなりませんか、ブラームスさん。
つまずくと、リカバリーがたいへんだ。
そういうとき、奏者は、小節の頭で追いつこうという習性があるが、この人の場合、メロディー自体がずれているから、頭じゃあわせられないんだよね。
いわゆる「落ちる」状態、まわりでみんな弾いているけど、ぼくちゃんだけ固まってます、が、結構続いてしまったりする。


金とってるわけではないので、遊び、といえるのだが、今日をふくめ当方の日常は悉くひまつぶしといってよいのだが、楽隊についてだけは、ちょっと、まなじりを決してしまうところがある。


恒例の新丸ビル1階赤ワインが、今日はほろ苦いぜ。


というわけで、ニ三日プラグ抜きます。