おわったのが1時半だったので、ゴーストライターの続きを書く。
よく、脇役が目立つ演技をすると怪演ということばを使う。
あざとさ寸前みたいなイメージがあるが、その対極ともいえる昨夜のオリビア・ウィリアムズ氏こそ、この語がぴったりはまる、と思う。
出だしは、荒涼とした海辺を背景に、険しい表情でたたずむ、難しい女、という絵。おれがよく言う、白人女の男顔。
なんか難しい顔で難しいことをいう。流れはお芸術っぽいベルイマン風。
例の奴か、うんざり、と思っていたら。
ベッドで、3秒、5秒経過、なにも起こらず。と、やおら女、真上から主人公に襲い掛かる、のシーンは映画史に残るのではないかね。
ぜんぜん関係ないが、東御苑あたりででくわす外人カップルの典型的な絵は、以下だ。
おとこ。体形紡錘形。顔、ゆるゆる。髭っぽい。短パン。
おんな。例の険しい男顔。
その女のほうを、素でそのままつつかうと、きのうのウィリアムズ氏になる、とも考えなおす。
であると、怪演などではなく、ある種の類型の外人女の、素、といえないこともないか。
ハハ。