啓発舎

マジすか? マジすよ

◆神保町で仕事の打ち合わせがあったので、帰りに東御苑に顔をだした。平川門から。
 静けさをとりもどした門のたたずまい。門の手前は、石垣に松を配しているが、越すと、梅林。青い実をなしている樹もそこここにある。
 松も梅も石組みに映える。
 こないだ、お客様をご案内した際、しきりに石組みや堀の切り方をに感されたが、なるほど改めてながめると美しい。しん、とします。

 ところで、松、梅とくれば、というわけで、今日の一枚は、竹であります。二の丸庭園そばの竹林。
 おばちゃん二人組が、ちょっとね、これはね、と論評していた。
 頭がでたららね、すぐにね、あれしないとね、と。
 同感だ。ここまで伸びたら食うには適さない。
◆図書館で小公子、小公女をざっと読んできた。
 小公女は、拾い読み10分間でギブアップ。よく10分つきあった。
 私にはこれを論評する資格はなさそうだ。中身は、早くも女のどろどろ。女の世界は女にまかせた。少女マンガは苦手だ。
 小公子は、まず、アメリカでの部分を飛ばし、例の屋敷にたどり着く箇所を確認。だいたい記憶のとおり。
 そのあとおじいちゃんとご対面になる。
 饒舌、という感想です。ここから2,3ページで、これも放り投げた。
 イーヴリンウォーが同じ構成でリライトしたら読んでもいい。

 両方作者は同じだが、図書で斎藤氏も言っていたが、確かに、ちょっと曲者みたいだ。

 そんなもんだ。

◆ここでニュース舞い込む。
日経電子版2016/4/12 12:30

不動産取引4年ぶり減 15年度4兆円、海外勢が慎重
 活発だった国内の不動産取引に一服感が出ている。2015年度の不動産取引額は前の年度に比べ23%減の4兆896億円と、4年ぶりに減った。海外ファンドなどが様子見姿勢を強めているためだ。国内景気に先行き不透明感が漂うなか、不動産がもたらす将来の収益性を巡り強弱感が交錯している。
 みずほ信託銀行系の都市未来総合研究所が上場企業や不動産投資信託(REIT)の公表値などを基に集計した。15年度は取引件数も19%減の1014件と、4年ぶりに減少した。
 特に慎重姿勢の目立ったのが外国人だ。地価などは高値圏にあるが、不動産の実需を映す賃料はリーマン・ショック前の水準まで戻っていない。テナント企業が景気を慎重に見ているためだ。
 賃料を不動産価格で割った利回りは、東京都心の大型優良物件でも3%程度にとどまる。5%前後を期待する海外投資ファンドの目線に及ばない。外国人の不動産取引額は15年度に5431億円と半減。取引件数も29件と、前の年度の97件から急減した。不動産の売り手が強気姿勢を維持していることも、取引の減少につながっている。

これには、久々に、インド人もびっくりだ。
外人取引半減って、ほんとか。
倍増ぐらいの認識だった、当方は。
不明を恥じる。
利回りが低くて退いた、という観測だが、利回りが低いなんて、そんなこととっくにわかっている。
利回りが低い、にも関わらず買ってるようだ、なぜだ、というのが当方の疑問だった。
買ってなかったんじゃねえか。
疑問も氷解した。

要するに不動産ピークアウト。


この日経記事は、ほんとだったらインパクトでかいぞ。