啓発舎

マジすか? マジすよ

スペイン

◆スペインとチリ。
 試合内容もチリの勝ち。文句なし。特にGK。


 スペインは、紳士でした。
 例えばこのシーン。 
 15のセルヒオ ラモス
 接触したチリの選手が大げさに倒れ込む。再現をみても、笑っちゃうシミュレーション。
 それでも、ラモス、痛がっているチリ選手に、大丈夫か、立てるか、と。
 薬痴寺先輩だったら、役者やのお、と竹刀で叩きまくるところだ。


 紳士は、弱いのか。


 試合終了の笛で、選手もサポーターも、しんみりしていた。

 実は、おいらも、おとといから今日にかけてしんみりすることがあって、スペインのしんみりが、沁みた。


気分をかえて、おとといの映画
ケイン号の叛乱 NHKBS 6/18

 ハンフリーボガードをみていて、ずっと、誰かに似ている、と思っていたら、法廷の部屋に向かう通路を歩んでくる姿で、カラヤンだ、と気がついた。

 もちろん、姿がそっくりというわけではなくて、役柄と、ボガードの演技、挙動が、晩年の、ベルリンフィルともめるようになってからのカラヤンの当方イメージと重なったということだろう。

 意固地になったリーダーを正確に演じていた。

 この映画の封切りの同じ年に、麗しのサブリナにも出演しているんですね。こっちはプレイボーイ。全然違う役柄。

 ボガード恐るべし。

 私は、今日の、ケイン号の艦長役のほうが好きだ。

 ボーイが、砂を一杯ずつよそっては別の器に移すのを、いちいち目で追うところ、など。