◆うぐいすさんが、このところ毎朝拙宅を訪れてくれる。
うぐいすの声で目が覚める、といってもよい。
ふと気づくと、あ、うぐいすだ、辺りもほの白く、朝だな、で、またうとうと。
歌は、まだ修行中だ。
ほー、が短く、その故か、ケキョが、時にケとキョに音がわかれず、キャとかチャのように塊になって聞こえる。
こんどは割合うまく歌ってくれた、など、うつらうつらしています。
うまくいったときは、音も、丸く、澄んでいて、たいへん美しい。
本人も、練習のつもりか、あまり間をおかず、ホーケキョ、ホケキョとやっています。
窓越しにこれだけ鮮やかに聞こえるんだから、よほど近くにいるのでしょう。
こんどごあいさつでも。
◆きのうのEテレのN響は面白かった。
クラシックのコンサートで「面白い」という経験は、滅多にない。
特に面白さを狙ったプロムナードコンサートの類は、いちばんつまらない。
のであるが、きのうは文句なく面白かった。
Aチクルスなので、実際に行った演奏会ではなかったが、テレビで十分。
歌詞のテロップなんか、最高でした。特に一曲目。初めて聴く曲だが。
オルフといえばカルミナ ブラーナであるが、どうも、聴きとおす根気が続かない曲でもあるのだが、そして、今回も何度か途中でチャンネルをカチャカチャやってしまったことは白状するが、面白い、ということばがこの曲のキーワードであることが、今回わかった。
少年少女合唱団も、結構危ない歌詞を歌っていた。
指揮者のルイージファビオ氏うれしそうに熱演。好きだねこのテが、この人。終演後のブラヴォーの嵐は、合唱団の身内くさいな。