◆さっきBSで山岸潤史をみた。毎週第一線のギタリストがでて、自らの歩んだ道を語る、という内容。これ、面白くて、毎週みている。
この人、強面の関西ブルースのイメージがあったのだが、いまはいい年のおっちゃん。ニューオーリンズでテレキャス抱いて現役です。
自分が好きなのは音楽でギターは道具だ。音楽で対話して(といって、実際に生徒とフレーズのやりとりをしてみせる)みんなを楽しくさせる、それがグルーヴだ。
というようなことを、割合訥々と語る。
ほんとにそう思っている、というかんじがひしひしと伝わる。
自分はこの先もこれでやっていくんだ、という静かな迫力。最後のソロの演奏もしみじみよかった。
こう、沁みるんだね、こういう音楽が。
◆私の履歴書で山下洋輔さんが、音楽の実技でバッハのインヴェンションを弾いて最高点をもらった、と今日づけの日経で書いていた。
おれも、20年後おなじ先生の前でバッハを弾いた、ギターだが。リュート組曲のジーグかなにかを。最高点かは忘れたが、自分でいうのもなんだが、褒められた記憶は、ある。
他に、教師のあだ名を列挙されていましたが、その半分以上の先生に、おれも習った。
継承という言葉が浮かぶ。
◆体調好転せず。五月上旬のどさくさでたまった疲れが、いまごろになってどっとでてきたかんじ。「疲労」に我が肉体が占領された、ようだ。
やりすごすだけ。