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◆いま、ジュリアを観終わったところだ。
何年ぶりか。そのまま覚えているシーンと、すっかり忘れてしまったシーンと。
　ベルリンでのジュリアと主人公の再会シーンは、映画史にのこるのではないか。
　あと、マクシミリアン　シェルが、がっついて飯を食うところ。
　アメリカに帰って、ジェイソン　ロバーズが出迎えるところ。
　ジェーンフォンダが無礼な酔っぱらいを殴り倒してテーブルをひっくり返すところ。
　ジェイソンロバーズが海辺で原稿をよむところ。

　バネッサ　レッドグレイヴは、凄い。

　マクシミリアン　シェルって、ドイツの将校役とか、やってた人だよな。キャスティングの妙か。
　パリの公園でジェーンフォンダとやりとりするところ。

　パリからベルリンに行く車中のシーンは、今回観て、ここまで作りこんでいたんだ、と、感心。
　ジェイソン　ロバーズは、きのう観た大統領の陰謀でも、一人でかっさらっていた。腹をくくるワシントンポストの編集長を、正確に演じていた。

◆それに比べて、というのもなんだが、映画というフィクションと現実に起きていることを対比するのもなんだが、子供のけんかに親が出る・・・のではなく、子供のけんかに国がでる、というのは、天下太平というべきか。この国は。学習院に戦車を出動させるか、ここまできたら。
一斉に騒ぎ立てるマスコミ。先週木曜日は、文春と新潮が女性週刊誌的愚かさを競い合っていた。部数はどうだっただろうか。アエラを女性週刊誌と極めつけ、中傷していた文春が。正しい指摘ではあったが、自らもまた・・・。いま、男はなにを読んでるんだろう。スパか。