◆週刊文春を立ち読みしていたら、ショーケンが本を書いたという。例によって、その要約だけで記事一本を仕上げていて、取材力はますます末期的だが、今回、それはどうでもいい。
萩原健一氏には一目おく。好き嫌いでいわれると、ちょっと回答に迷うが。
ご多分に漏れず、傷だらけの天使、ですね、なんといっても。あのギラギラした感じ。岸田森のほうが5ミリ上だったが。
あと、30年ぐらい時代は下るが、綱吉のニューロティックな演技。
金がかかると村井国男(だったと思う)に諌められて、官能、じゃない観能を断念するくだりで、庭を観ながら意味なく膝の屈伸運動をしているシーン。何気ないがただならぬ気配。そいういうところ。
同級生が影武者のオーディションに合格して、役者したことがあった。いまはTBSのプロデューサーをやってるが。彼から聞いた萩原氏のエピソードは、なかなかだった。
最近だと、まもなく逮捕されるというんで、靴下下着など買い込んで自宅で待機しているところをテレビでみたが、見応えあった。
今回、うなったのは、女性遍歴。
いしだあ○み、賠■美津子、江波☆子、そして、あろうことか、前×汀子氏まで。
これは、女性遍歴というより、妖怪退治といったほうがよくはないか。
性急すぎた。補足する。
まず、実は上掲の方々について、当方、悪感情は一切ないことを初めにいっておく。
こないだ、今村昌平氏の特集番組で倍■氏がナレーションをやっていたが、しみじみよかった。
江波さんは、素直に、いい女だと思う。こんな方がひとりで小料理屋をやっていたら、毎晩通いたくなる、と思う。
いしだあ○みさんは、中学の同級生(おとこ)で似ているやつがいて、そいつにちょっとどぎまぎしたことがあった。
前橋さんは・・・きりがないか。
ただ、仮に、仮にだ、この面々をまえにして、鉛の玉をぶちこまれたくなかったらこの4人の誰かといまやれすぐやれ、とホールドアップされたら、おそらく「撃ってくれ」といわざるを得ないだろう。
先方から言い寄られるようだから、萩原氏の趣味かどうかは不分明だが、上掲のきれいどころに共通する要素はある、と思う。
細身で、妖艶で、意思が強そうで、それに・・・化けて出そうで、などと怪しからんことを言う奴が私の周りにいるのだが、こんど、よくいっときますよ。
それはともかく、ショーケン、どてらい奴だ。
本は、読まないでおこう。