番組内容
ギターを背に函館にやってきた滝伸次は、土地の親分・秋津に雇われるが、その仕事は、娯楽センター拡張のため住民を立ち退かせることだった。伸次は、出向いた先が秋津の実妹の家と知って仕事を断り、秋津の娘・由紀は叔母のため手を引いた伸次に一層の好意を寄せる。ある日、ジョージというやくざが現れ、伸次と以前会ったと言うが…。小林旭の大ヒットシリーズ第1作。ジョージを演じ、先日亡くなった宍戸錠さんをしのんで放送。
出演者
原作・脚本
- 原作
- 小川英,
- 脚本
- 山崎巖,原健三郎
監督・演出
- 監督
- 齋藤武市
このシリーズは、いくつかみたが、第一作は、今回はじめてだ。
小林旭、宍戸錠のたんこぶ二人組を函館沖合の船上でかたづいた、と、縄張りのクラブで祝杯をあげる金子信雄一味。
と、ステージ裏から、あやしい口笛の音が。
凍り付く金子信雄、その手下、女ども、楽隊、他。
階段のうえに現れたのは、誰あろう、函館沖で海に落ちて死んだはずの、マイトガイその人であった。
おまえのようきたねえ奴hあはじめてだ、などとつぶやきながら、静かに階段を下りるマイトガイ。
金子信雄、手下、女ども他は、「お」などの感動詞とおぼしき声を発するものの、何故か微動だにしない。状況の推移を見守るのみ。
マイトガイ、階段をゆっくり降りながら引き続き説明する。
顔をゆがめたり、それなりに自らの内心の動揺を表現しつつも、なぜか行動には移らずこれに聞き入る金子信雄、手下、以下略。
説明が終わると、やおら、というかんじで、片腕を負傷したマイトガイ相手に悪人ばら五六人でようやくつかみあいが始まり、全員マイトガイに、のされる。片腕を銃でやられた旭さんに。
この間合いですよ。
これがすべて。
みなさんおつかれさまでした。