◆7番は途中から始まるかんじがする。
とさっきパーヴォがテレビで言っていた。
シベリウスの7番の冒頭を、途中から開始と感ずるか、ゆっくり扉が開いて、これからなにかが始まる、と感じるか、は、音楽に対する感受性の、わりあい根っこのところに関わる。と思う。
お江戸日本橋から出発したとしたら、直後、永代通りの交差点のあたりだ。
ここで、そのまま直進して東海道で京にのぼるか、はたまた、右折して大手町でつきあたって、即位パレードに参加して、246でパレードとわかれて、新宿通りから甲州街道、中山道を通って都にたどりつくか、ぐらいの違いがある。
パーヴォとおいらが合わないのは、無理ないよ。