「よぼよぼだ」と。
猪木といえば、花火の夜、取り巻きを従えて、ピンクの上下にピンクのバスタオル、ではないか、マフラーか、をいなせにかけ、246まるまる一車線を占拠し車道通行した勇姿がいまも鮮やかに思い出される。
「猪木軽車両事件」として、わたしの「どてらい奴目撃録」に大事にファイルされている。
猪木さんといえば、馬場さんだ。
野次といえば喜多、助といえば角。
猪木も馬場さんも、ともに仰ぎ見る英雄である。
あるが、その向き、というんんでしょうか、風味とでもいいましょうか、は、微妙にちがう。
面白、おもしろ、が、この場合も、風合いをわける要素だ。
おもしろは、天性、ということが、この二人をみてもわかる。