クラシック音楽館 オーケストラ・アンサンブル金沢 演奏会
音楽監督の井上道義が、こん身のタクトをふるった「オーケストラ・アンサンブル金沢」演奏会。“仕掛け”満載!機知に富んだプーランクやハイドンの傑作をお届けします。
11年間にわたって音楽監督を務めた井上道義が、こん身のタクトをふるった「オーケストラ・アンサンブル金沢」演奏会。前半は、新進気鋭のピアニスト、反田恭平が登場し、機知に富んだプーランクの傑作「朝の歌」で鮮やかな演奏を披露します。後半は、ハイドンの交響曲から「朝」、「昼」、「晩」の揃(そろ)い踏み!小編成のオーケストラが織りなす躍動感に満ちた緊密なアンサンブル、たっぷりとご堪能ください。
出演
ピアノ…反田恭平,ヴェラ・アホトニコワ,トランペット…セルゲイ・ナカリャコフ,管弦楽…オーケストラ・アンサンブル金沢,指揮…井上道義,
BRAVO!
およそ、音で表現するという行為で、愉悦を混じりけなく表出する、というのは、いちばん難しい。
井上道義の指揮は、振るというよりマイムみたいだが、音楽をする純粋な喜びがいっぱいつまっています。
全然ギミックじゃない、必然だ。
この棒で弾きたい、と思わせる。
きざみぐらいだったら、お付き合いできるかもしれない。
ハイドンは、チェロの限界を超えるみたいなパッセージが突如でてくるので油断できないのだが。
MVPはコンバスのお姉さん。
ソロかっこいい。
演奏も迫力、二の腕も迫力。
N響よ。能書きはたくさん、還暦翁はこういう音楽が聴きたいのです。
パーヴォの理屈っぽいプログラムを、全部井上氏にやってもらったらどうだろう。
N響がついていければ。