バレーに行ってきた。
キエフなんとかバレーだから本寸法なのだろう、よく知らないが。
くるみ割り、白鳥、眠りの森、の名場面集。
良かったですよ。
くるみ割りは、オーケストラでは組曲やら全曲盤抜粋やらで何度やったかわからないが、バレーの実演を見るのは初めてだ。
花のワルツ。
群舞、っていうんですか。
男たちが相方の女を一斉に持ち上げて、おろす。
着地するとき、減速する、ポーズをとったままふんわりと接地する。
そのふんわり、と例のワルツの主役が木管群から弦楽合奏に移るところのふんわりが呼応する。
豪奢ということばはこのシーンのためにある。
葦笛の踊り。
二組の男女が、フルート二本のからみにあわせてからみあう。
音楽の可視化か、舞踊にあわせた音楽か。
にわとりが先か卵が先か。
チャイコの神髄はこれにあり。
というわけで、元旦の二人組を少しは懐柔できたようだ。