◆きのうのN響はひろいものだった。
小曾根真とチックコリアのモーツアルト。
カデンツァは、ジャズそのものというより、聴衆に配慮したジャズ即興風のアレンジといった趣でしたが、見事にモーツアルトしていましたね。
これは、時空間もさることながら、音情報そのものに意味があるので、テレビでも十分楽しめます。
聴きながら思った。
たとえば、これをモンクが弾いたらどうなるか。
◆唯五感主義の新機軸
聴く見るに偏重してはいけない、ということで。
赤い外壁が目障りだとナベツネが喧嘩売って負けたイタリアがらみのビルのならびに、場所柄イタリアンのレストランがある。
チャリでたまたま(ほんと)近くまで来たので、思いついて久しぶりにここで昼飯だ。
きのこクリームスパのランチ。
このチーズの風味をこえるスパはちょっと記憶にひっぱりだせない。
鯔のカルパッチョも美味である。
隣はイタリアのおやじ二人組。
そのでぶちんのほうが赤シャツだった。ビルの意匠とあわせたわけではないだろうけど。
すげえかっこいい着こなしだ。
ツールドフランスを見ても思うのだが、ラテン系のこういうかっこよさって、独特だよな。
「唯五感」なんて気張らずに、五感のすべてで生きることを愉しんでるかんじ。