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猫も杓子もEU離脱のお題目の中、週刊ダイヤモンドがひとり気を吐いた。
落語特集。
いくらなんでもいまさらEUで買う奴はいないだろうから、今週の経済三誌と日経ビジネスは、ダイヤモンドのぶっちぎりではないか。
中身もわりと面白かった。久しぶりにじっくり立ち読みしました。
ランキングをアンケートとかでなく堀井なんとか氏個人の主観で出したのは見識。
落語は結局あれですよ、個人の好き嫌いだけですよ。
で、おれも、と思ってこれを書き始めたのだが、とっさに浮かばない。
最近全然寄席いってないしな。
堀井氏のランキングを参考にすると、さん喬さんぐらいか、直接みて面白いと思ったのは。がらがらの新宿末廣亭で、客のガキをいじって投げまくっていたお姿が忘れられない。
権太楼もいいのだが、直接対峙すると位負けします。
寄席はにらめっこか。
いや、うまいですよ、嫌いともいわないが、寄席ではビール飲んでへらへらしたい。
最近の小僧の能書きは、わざわざ見る必要ないしなあ。

というわけで、ランキングの上位７番目ぐらいまでは、知り合いの誰それになってしまう。
宵の口の浜松町か恵比寿。
あいつらが普通にしゃべってるほうがずっと面白いよ。
心地よいのでもある、音楽として。
東京の人間が普通にしゃべる話し言葉。

名前出すわけにはいかないので、テレビなんかでよくでる奴を例にとると、経済をネタにする手相見で
金子務とか、榊原なんとか、とか藤巻かんとか、とかいますよね。
あのあたりのかんじ。
黒田もいいんじゃないか。
東京言葉、適度な羞恥心(金子なんかぷっつんのイメージだけど、恥じらいあるよ、あいつ)、一通り世の中みたぜ、人生はとっくに投げてます、というかんじ。
こいつらに二三杯のませて勝手にしゃべらせると立派に落語になると思うよ。