啓発舎

マジすか? マジすよ

3時から東京堂で、坪内祐三 福田和也 両氏のトークショー
面白かった。坪内氏が主に話し、福田氏が合いの手をいれるというスタイル。スパの対談から、逆だと思っていたのだが。
適度な脱力感。坪内氏の少しやさぐれた感じは、対談から匂ってくるイメージとぴったりはまる。
結構オフレコっぽい話もあり、「どうせみなさんブログでアップするんでしょ」的なご発言もどちらかからあったが、小林○しのり氏とか、見○氏とかの人物評は、当方格別興味ありません。
同年生まれとして思うのは、文壇アウトローが過激なトークを繰り広げるということが「売り」なのだろうが、なんというか、その「過激さ」も予め許容されているような、予定調和的世界の中で乳繰り合っているような、そんな印象を受けるところもある。
書生論とまではいわないが、お若いな、というかんじ。やんちゃなことを言ってるが、そのやんちゃ毎、世間様は十分許容してしまっているんじゃなかろうか。
坪内氏は結構難しい局面に差し掛かってるのかもしれない。
福田氏は、基本的に「それ知ってる」の人、という当初の印象どおり。師匠江藤淳の瞋恚のパワーのような、やむにやまれず噴出するデーモニッシュなたかまりはなく、バランスとれた人、ですね。
まあ、メモリーが多いと演算能力はどうか、ということでしょうか。