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ベンチでいつものように伸びをしたら２メートルぐらいうえの小枝に白い物体があった。

鳥の腹だ。

すこし驚いた。

小鳥のおなかを真下から、しかもこの至近距離でみられる機会など、まず、ない。

と。

鳥の下腹部から、黒っぽい物体が出たかと思うと、当方のすぐ脇、左側のベンチ木肌に落下せり。

危ういところだった。

頭上にとまることといい、まさなき振舞といい、この小鳥さまに完全に莫迦にされているのは明らかで、なんだかうれしくなった。