読響体験記その2
今回は、演奏以外にフォーカスしてみました。
どしてもN響との比較になる。
◆定期の客が若い。
みたところ、65才ぐらいか、ならすと。
N響会員の平均年齢が85才だから、20歳もヤング、若さ横溢、といえよう。
◆したがって、楽章間のゴホゴホが目立たない。
これは、N響が、入れ歯もはずれる勢いの大音響であるのに比べて、ということで、しわぶきひとつも、というほどではない。
◆ホワイエドリンクコーナーの店員がひま
休憩時間、おれはかならず、ここでビール、値上げで600円になった、を呑むのだが、N響だと毎回長い列に並ぶ。
こないだの読響は、待たずに注文できた。そもそも行列が発生しない。
◆拍手のマナーが良い。
ブルックナーで、指揮者、演奏の終焉に、指揮棒を虚空に示しながら、固まる。
拍手、ならない。
無限の時間がすぎ、ようやく腕をおろす。
拍手、まだ、起きない。
で、しかたなく、ニ三回、よしよしとうなづいてみせる。
客、これを拍手OKのサインと正しく察知し、やおら拍手起こる。
いいことづくめだ。