啓発舎

マジすか? マジすよ

今日の日経。

50歳になったら「複業」を 山田英夫
早稲田大学ビジネススクール教授(経営戦略)

なかみは、いつものやつ。
50すぎたら給料下がるし会社は追い出すことだけ考えるから、早めに副業をはじめたほうがいい、という耳タコ記事。

それはどうでもいいのだが触発されたことがあるので書く。


会社やめてしばらく失業保険をもらった。
おれがやめるすこしまえから給付の要件が厳しくなって、それまでは、ハローワークに行って、端末をいじくれば求職活動と認定してくれたが、おれのときは、実際に役人と面接しないとダメ、になっていた。
で、やりとりすると、型どおり、前職がどんなに立派でも、いま、事務の管理職の求人はありません、と、毎回言われ、出されるのが、介護職と、マンション管理。

適当に話あわせて、月一回の面接の実績をかせぐのさ。


いま、きくところによると、マンション管理は、競争率激しいらしい。
この5年で、もうそうなっているんだね。


起業でもするか、となるのはわかる。


ところで、ヒトがなにしようが、好き好きだ。
好き好きではあるが、向き不向きは、また別の物差しとして、ある。
起業は好き好きだが、成否は、向き不向きによる。
そして、サラリーマンを30年もやった奴で起業に向くのは、1万人に一人です。
なまじ、やるから。奴隷根性が骨の髄までしみこんでますから。


特に、初期の、立ち上げ段階で蓄えふっとんで借金の山、というのが一般的です。おれの見聞きする範囲では。



そいつの立場からは、もちろんやめたほうがいいのだが、社会nおためには、おれは、やったほうがいいと思う。


そいつからはぎ取ることで、ささやかながら、お金がまわる。
あぶれたら、苦し紛れに、守衛だの誘導だの、ささやかながら、人手不足の緩和に資する。
ひとりひとりでは「ささやか」だが、チリも積もればなんとやら。


だから、今日の日経記事は、とことん正しい。
定年予備軍に甘い言葉でみぐるみはぎ取って単純労働市場に放り込む。
最も即効性のある救国の施策といえる。


どうでもいいにもほどがある話だが、ここまで書いて所要時間25分だからまあいいか。