プロの書き手が全然ダメ、について。
月曜恒例、でもないが、図書館。
覚悟はしていたが、午前中から全席埋まっている、書架の脇のパイプ椅子をふくめ。
なんとか確保して、雑誌新聞マーキングをする。
熱いということに一番親和する感情は「たく。どいつもこいつも」なので、そのまま書く。
ほんとにプロがダメ。特にコラムの類。
◆ひねったつもりで凡庸。
◆論理不明
◆長々書いて、内容ゼロ。
素人さんのブロガーでも、気の利いたこと書く奴は、何人もいる。
その日のアイテムがどうこうでなく、ずっとフォローしていて、そいつの考え癖とかがわかってくるとやおらおもしろになりだす奴とか。
ネットの「功」がいくつあるか知らないが、このことは、おれさまワールドを確実に豊かにしている。
筋金入りのつむじ曲がりみたいな奴です。
已むに已まれず、という。とってつけたのでなく。
で、プロはどうか。
実名あげるが佐藤優。松岡正剛なみのスカスカ。
ある意味風通しよい、ともいえる、スカスカだから。
明晰で空気のとおりがいいのでなく、なかみないから。
たとえば、とか、いちいち論証しない。
あと、これは以前も書いたが、音楽の友の演奏会評。
ひどいぞ。
つべこべ書いて最後に「アポロ的」なんたらかんたら。
アポロ的ってどういう意味だ。
昔、文芸批評でアポロだデュオニソスだとか言うのが流行ったが、言ってる奴がそれぞれ勝手に意味を付与するから、「アポロ的」の指す中身は曖昧、何言ってるか全然わからない。それでも成り立っていました、文芸批評は。ブンガクは昔からそうだった。
おれはそんなこと言った覚えはねえ、と、こないだニーチェに会ったら言ってたぞ。
そういうわけのわからない言葉使うんじゃありませんよ。
音楽がわからないのは大目にみるが、自分でわからん言をちりばめて、おまえは一体なにを言いたいか。
スカスカは、ばればれなのだから、これ以上は字の上塗りをするんじゃねえ。
というレベルが、クラシック音楽ジャーナリズムの本質だ。
ここまで書いて15分、楽だ。熱さしのぎは悪態に限る。