◆仕事がらみの来客。
お会いするのは二度目。しっかりした方、という印象はかわらない。
世の中がこうなればなるほど、ネットだのなんだのになればなるほど、生身のヒトとのやりとりが大事になる。
五感で感知する情報量は、メールだの電話だのと比べものにならない。
仕事の相手は「過不足ない」というのが一番だ、と思います。
不足は、たまにあって、いい。
過剰は困る。
これは、言わないが、勘の良い方は、察するから、ある程度おつきあいすると、お互いの「ほど」ができてくる。
これは、その人に、品、のような気配をかもしだすので、私と仕事のお付き合いの長い方は、みんなお品がよいです。
この間合いがとれないと私はダメなので、自ずから、そういう、一定の距離感で調和した時空間ができる。
個、で、世の中と対峙していますから、これはわがままでもなんでもなく、世間と折り合いをつけるための、当方のほとんど唯一の技術といってよい。
要は、相手を選ぶ。
それで世間が狭くなるか、というと、そんなことは全然ない。
豊潤だ。
あくまで、仕事、の領域のはなしですよ。
で、今日は、若いお嬢さん、といっても入社8年目だそうだ、であるが、当方に「過不足ない」と言わしめる挙措は、たいしたもんだ、と思いました。
おれは若い女には点が辛い。「女」とか「年頃」とかは邪魔なだけなので、それ抜きでどうか、ということです、とくに今日のような別嬪さんは。
「こっち」ワールドは、今日もこうしてふわふわです。雲みたいに。