■

深川方面で昼呑み。
場所柄、話題は、どうしても。

これは、いずれ歌舞伎になる。
古式にのっとった刃傷沙汰。
純粋な、混じりけのない愚かさは、いっそ、すがすがしい。
というようなことを酔った勢いでいった記憶あり。
今日の相手は地元の消息通なので、ここだけの話、が聞けた。
面白かったけど、ほんとかなあ。

初詣では、この数年、話にならない混雑で行ってないので、こんどは、少しは緩和するだろうから、久しぶりに足を向けるか。

おれがガキのころは、博打で夜逃げとか、近所で結構あった。
閻魔堂も、一時、仏像など一切なく、本堂の壁に閻魔様の絵、妙なリアリズム、安手、を貼り付けてごまかしていた時期があった。

それやこれやで３年にいっぺんお祭りよ。

荒ぶる魂は、探せばおれらのどこかにもひそんでいるはずだ。
というわけで、いい心持ちでした。