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かまやつひろしさん逝去の報に接する。

巨星墜つ。

かまやつさんを、一言でいうと、かろみ、であります。
それも、最初から。
おそらく、産湯につかりながら、フリフリと口ずさんでいた。

芭蕉が晩年にやっと到達した徘徊、じゃない、俳諧の理念を、生得のものとしていた。

実はかまやつさんの楽曲にはお世話になった。
いまでも、道を歩いていて、あのとき君は、とか、君と会った、とか、口ずさんでいることがある。
ほんと。

かまやつさんは多才でいらっしゃったが、歌、こそ彼の天分が最も発揮された分野だとおれは思う。

軽い、のと、音程がいいんだよね。

今夜は、愛機「アリアエレアコ通販で３９８」を引っ張り出して、君と会ったあの日からを歌いながら故人をしのびたい。