まあ、それで。
池をめぐり赤とんぼ群舞。
昨日ほどではないが、あたたかな陽ざしで、秋の兆しはあるものの体感するにはまだ少し日にちが要るか、という大気ではあるが、この季節になると、ちゃんと出てくるんだね。
落ち葉もそこここにはらはら、と。
とんぼの唐辛子色とまぎれて、葉っぱだかとんぼだか見分けがつかない。
とんぼは落ち葉に擬態しているか。
いい季節の予感、毎年この時期になると、体がほっとするのがわかる。
三越も帝劇も要らないんざますよ、この季節の空気があれば。
ペットボトルに水をいれバナナひとつもって自転車で出かければ、この世は浄土です。
念仏も只管打坐も要りません。この時空間を体感するだけで十分だ。