◆初冬の夜長を漢詩で楽しむ。
題 寿飲酒
欲飲酒寸時
忽至梯子酒
寝醒驚駅舎
空嘆我愚行
知悉不能罷
(これはつけたし)
いかがでせうか。
こんなのは、どうですか。
題 告万国労働者
即来無銭男
勿歎我亦無
看青空白雲
何日可温懐
天才か、おれは。
手元に「陶淵明 寒山」一海知儀 入矢義高 注 岩波書店刊 しかないので、その中から字を拾ったりした。空嘆は陶淵明のパクリです。
それで思ったのは、良寛もやっぱり、そういう風にして詩を作ったんだろうな。
なのに、出来が、なぜこれほど違うか。品性といい、格調といい。
同じ寒山詩でも、パクる言葉が良寛さんとおいらでは全然違う、ということか。
良寛くん、すこし私の選択眼を見習いたまえ。
ハハハ
あと、選挙のせいか、何故か突然青島幸男先生を懐かしく思いだした。晩節をあげつらうやつがいるが、少なくとも初期は偉大だった、としみじみ思う。