啓発舎

マジすか? マジすよ

古い友人と会った。十代のおわりから二十代の前半にかけて、ほとんど毎日会っていた。
声だ。声がかわらない。シャイなかんじも。
例によって中学の同級生。
十代のおわりから、というのは、大学ですね。
六本木で遊んだりアキラ、というもうひとりこいつは付属で朝長の1年上、のクルマで女と横浜小田原いったり、上野の動物園で黒豹とにらめっこしたり、神宮に野球見に行ったり、ビリヤードやったり、たまに一緒に授業にもでたりした。
軽井沢でテニスもしたぞ。
アキラと三人で六本木の交差点で女に声をかける、という原始的なナンパをしたこともあった。最初に声かけた女二人組がしっぽ振ってついてきたので、興ざめで中止してしまった。女をひっかけるのが目的ではなかったんだね。
あのころは、はっきりいって、無闇にもてた。口のきき方がわるいとかいって拾った女をすぐ捨てたりした。
ディスコで女から誘われたことも何回かある。

というおじさん。
立ち話でこんど飲むことになった。
このおじさんと、かつていったい何回飲んだことだろう。