啓発舎

マジすか? マジすよ

今日付けの読売編集手帳
◆何日か前、読者の女性から頂いたお便りを読んでいて、一瞬、ギクリとした。「その頃、私は雌犬の時を過ごしておりました」とある。雌犬…メス犬…牝犬…そうか、「雌伏しふく」のにんべんが抜け落ちたのだ、と気がついた
以下略

そんなはずねえだろ、と読者の突っ込みがきこえるようだ。
たしかにあざといつかみではある。でも、とっさに面白い。三紙のなかでは、このセンスは傑出していると思う。わりとすきだ。

◆いささか旧聞に属するが、談志の訃報に接した。冥福をお祈りします。
 例の、「だんしがしんだ」の回文が現実になったわけだね。
 これも三紙一斉にコラムで扱っていたが、トーンは一緒。無類の毒舌で好き嫌いわかれる、というような。
 あたしゃ、この人、好きでしたよ。落語はちっとも面白くなかったけど。

というわけで、今日はオーケストラの練習で丸の内。とほほ。

◆で、帰ってきた。今日はまあまあだったか。
ファゴットというのは、なかなか乙な楽器だ、ということがわかった。
程の良さ、というかんじ。

明日は上野で動物園らしい。さっきメールがあった。
実は学生のころよくいったのだった。ヒトこまあくと、不忍池近くの何とか門からでて池を突っ切っていって帰って授業にでたりした。
檻の中を行ったり来たりしていた黒豹がぴたと立ち止まっておいらを見据えたこともあったとさ。

30年ぶり。