◆今日は歴史的な一日だった。
チョコ、ゼロ。義理チョコも。物心ついてから初めてじゃないか。
正確には昨日が本番ということではあるのだろうが、日曜日ですからね。
まあ、きのうもらいものはあったよ、女から。
アジの開き。小田原名物。
3月に、何をお返ししようか。
胡麻大根なんかどうだろう、おいしおすのやつ。京都伊勢丹じゃなきゃ買えないぞ。
まあ、ともかく、チョコゼロ。快挙。
実は去年もゼロか、と思ったのだが、職場で義理を配られたのであった。あと、外部のコンサルタントの方。これも義理だね。義理2件。
両方返しましたよ。
もう、そういうこと、やめようよ。
◆冬のオリンピックは、どうも、ね。
なんか、スピード速すぎないですか、人間の営為として。
スキーも、スケートも。リュージュ、ボブスレーなんて、競技として、どうだろう。危ないよな。
ひとつだけ、妙に気にいっているのがあって、さっきけなしといてなんだ、と言われそうだが、実はスケートだ。ショートトラック。
この競技、3回前のオリンピックで初めて知った。それも、出張先の仙台のビジネスホテルで。
最初、ふざけてるのか、と思った。
なんだか集団でちんたら流してるな、と思ったら、ゴール。
本番かよ。
どうみても、手抜きに見える。
ごちゃごちゃしててルールもよくわからない。
なにより、あの、脱力してる感じ。
真剣なんだろうけど。
昔、ローラーゲームってありましたよね、東京ボンバーズ、とか。
あれと似てないか。
なんか面白い競技ないかな。
雪合戦なんて、どうだ。
雪で玉作って、投げ合う。当たると退場。サバイバル。10人ずつで始めて先に2人になったほうが負け。
◆箱根では、ずっと小田原で買った文庫を読んでいた。
「文学全集を立ちあげる」文春文庫 丸谷才一 鹿島茂 三浦雅士
素直に面白かった。
まあ、好き嫌いだけ、という感じの選択なのだが、一番感性が合うのは三浦氏だった、やっぱり。
丸谷氏は、ときどき、どきっとするほどはずしてる、と思った。
内田百輭では「贋作吾輩は猫である、というのはいれてください」と。或いは、「鴨長明の文章力は凄いと思います」というあたり。
まあ、一般には、無難な発言、というところだろう。鴨長明は、当方も、冒頭のくだりを高校の授業で暗記した。
だが、オレに言わせりゃ、百輭は「贋作吾輩は猫である」か。これ自分で自分のギャグに笑ってるところないか。阿呆列車のあたりにも共通するが、百輭は後半自分の模倣をはじめた、というのが私の意見。贋作〜など、漱石の品格と比べるべくもない。と思うのだが。
百輭は初期だ。初期の小品と随筆。
長明は、ほんとうに文章家か。美文家、というのならわかるが。俗だろう。
なんだか、丸谷という人は信用できない。
鹿島氏は荒っぽいが、たまに膝を打つところがあった。三島由紀夫の「海と夕焼け」を評価したところ。
当方も、短編長編を問わず三島で一作といえば、これかもしれない。
それと堀辰雄を「恥を知れ、というかんじだな」と切り捨てるくだり。