啓発舎

マジすか? マジすよ

宝塚!

宝塚を観にいく。
宝塚大劇場
「愛と死のアラビア」
真飛聖 ほか

壮挙。

感想。
女の園への潜入について
当初覚悟したほどのことは起きなかった。
 女男の割合は、みたところ9.5:0.5ぐらい。トイレもちゃんとあった。
 女性の客は、関西の女一般からすると、はるかに品よし。「わめく二人組」(通勤時、1車両に平均二組ぐらいは必ずいて、車両中に響き渡る大音声でわめきちらす関西独特の現象。例外なく女二人組。だいたい片一方がひたすらしゃべり、もう一方はもっぱら聞き役)もほとんどいなかった。豹柄も目立たない。
 年齢層は、ゆりかごから墓場まで、状態。
◆3時間持ち堪えられたか
 OK。元気で生還した。いまも、ピンピンしています。
 女同士の約束事で内輪受けしている、という感じはなく、みなさん、まじめに誠実に演じていらっしゃいました。
・男役は、ひたすら、それこそ、ひたっすーーーーーーーーーーら、りりしい。谷岡ヤスジだったら、この表現だけで2ページ使えるくらいのひたすら度。
 こんな男がこの世に実在するのなら、連れてきてくれ、といいたい。
 男のくせに、女々しさが皆無。
 その、りりしい男同士のからみが、芝居パートの八割以上は占める。
 「アンドレ(人の名、適当)!(単語毎に!がつく感じの発音、りりしい)俺達(一人称単数は、基本「オレ」です)の永遠の友情を誓い合おう!」
 「オスカル(てきとう)!この夜空の星にかけて!」
 全編こんなかんじ。
 ときどき、少し、すこしだけ、too much感あり。
人海戦術。一度に舞台に上がる人の多さ。ただし、主役級の4〜5人以外は壁紙状態。
◆ひいきはみつかったか
・主役(当然男役)がなにしろでずっぱり。女役、といってはいけないそうだ、娘役、が正しい、とのからみは、意外に少ない。他に男A、Bの二名が(役柄は兄弟)準主役級で出ていて、この三者で話が進む。主役熱演。素直に頭がさがる。当方準主役の兄さん役が、たまにかっこいいと思うことがあった。
◆後半のショーはどうか
 これは脱帽。踊りのレベルは高い。構成も、緩急あり、見事。ゴージャス。いうことなし。
 最後に主役が尻から巨大な羽根をはやして登場する。若冲がみたら泣いてよろこびそうだ。

 というわけで、十分楽しめました。
 是非又、この感動を味わいたい。
 次回は、次回は、・・・、4年後オリンピックの年にしよう。