2007-04-26 ■ 水深Nm 水深Nm 昨日、藤林益三氏の訃報に接した。 日経の「私の履歴書」は長年読んでいるが、今に至るも、この方が書かれた1ヶ月を凌駕する感動を受けたことはない。 手元に資料がないが、未だに大筋は辿れる。 京都での少年時代。樽拾い。苦学。弁護士としての矜持。キリスト者の理想。 連載の最終回で、確か、「晩年になって人生に薄日が射してきた」というような記述があったと思うが、当時いろいろ抱えていた状態で、じわっときた記憶がいまも新鮮に甦る。 謹んでご冥福をお祈りいたします。