啓発舎

マジすか? マジすよ

クマゼミ

 仕事場のすぐ前に、欅(だと思う)の並木道があって、朝からクマゼミが、大合唱している。
 木の根元には、幼虫が這い出た穴が随所にあり、抜け殻もそこら中に落ちている。存分に謳歌したのだろうか、亡き骸もそこここに落ちていて、セミという生き物は、自らの生きたしるしを、惜しげも無く、という言い方が適切かどうかわからないけれど、あとに残すものだなあ、と、しばし感動。
 クマゼミさんとは、2年前にこちらに来てからのおつきあいです。東京にはいなかった。
 大音声。声は、残念ながら、風情のあるものではありませんね。体感温度を2〜3度上げるような音です。
 面白いのは、鳴くのは午前中で、午後の2時を過ぎた辺りで、一斉になきやみ、静寂が訪れること。
 セミも、午後は暑くてやってられないのでしょうか。
 当方は、朝からやってられないです
 いつの頃からか、夏は耐え忍ぶだけの季節になってしまいました。年のせいでしょうか。