啓発舎

マジすか? マジすよ

いやあ暑い。
すること思いつかないのでとりあえず贅沢でもしようと、チャリで外に出る。
登坂きついぜ。毎晩ツールを見ていると、自転車で坂を上る景色になれっこになるが、自分でこぐとたいへんだよ。途中リタイアしたいよ。
で、日高屋にたどりつき、タンメン大盛を注文する。
ここで、かつて大森割引券を忘れて正規料金の支払いを余儀なくされ、苦杯を呑んだ記憶がいつものように生々しくよみがえる。
今回は首尾よく大盛無料券を店員のグエンさん、名札つけてるから名前がわかるのです、に「たんめん大盛ね」と渡すと、「ヤサイタプリタンメン」ときちんと言い直して注文を復唱してくれる。「たっぷり」でなく「タプリ」の音を脳内で心地よく反芻していると、「ハイヤサイタプリタンメンオモリオマチドサマ」と目的のブツがとどく。
みよ、この、なんというんだろう、富士山のような、フジヤマのオブジェのような、てんこ盛りの野菜、富士山といっても、なだらかな、あれでなく、北斎の描く、鋭角的な、マッターホルンのような盛りだ。
この現代芸術を、心ゆくまで鑑賞したいのはやまやまなれど、ほっとくとそばがのびちゃうので、なくなくこれを崩し、スープの大海にしずめる。
で、このスープがまた傑作なのです。
これを描写すると、3年ぐらいは楽にかかるので割愛する。

で、まあ、食って払って、割引券を忘れずにゲットして店を出る、と。


毎日こんな贅沢をしているやつがれを、神よ許したたまえ。