◆ハーディングとパリ管
ペレアスとメリザンド ドビュッシー
NHK地上波。
武満まであと半歩という音楽。
弦のふわっとしたところとか木管のアンサンブルは、実演で聴きたいところです。
◆FTがスマップとサラリーマンを結びつけてなんか言っている。
異文化を全く理解せず表層でものをいうとどういう頓珍漢なものができあがるか、という、これは、見本です。
ロイターとかは、まだ、事実優先、主観は慎重に扱う芸風があるように思う。
メディアは、国内外問わず、まだまし、か全然ダメかの二極にはっきりわかれる、ということがよくわかる。
まだましなほうを、疑いつつ適量摂取する、ということですね、これからは。
そういう意味では、日経とFTのコンビは、どちらが馬でどっちが鹿か、という絶妙な取り合わせだ。
野次馬する気にもならない。
◆ブンガクは、少し飽きがきている。
波はガキだから、もうやめ。
図書は、それでも、ときに笑えるのでしばらくつきあおうと思う、勝手に更新されるし。
いま、お笑い命中率が高いのは、梨木香歩さんと当方存じ上げないなんとかさんの文通。
で、なんとかさんの番なのだが、「優れた知性は思想を語る。凡庸な知性は事実を語る」のだそうだ。
逆じゃねえの。
いま、すべての「思想」は与太である、とおれが正しく定義した。
これを受け言い直すと、
「優れた知性は与太を語る。凡庸な知性は事実を語る」
たとえばFTがどっちでロイターはどっちでせうか。
1編1500円で「思想」をかます、失礼、「語る」ニュースサイトのライターは「優れた知性」か。
図書は笑えるなあ。