今日から秋だ。
疲れがピークだ。
地球の重力はすごい。
というわけで本の話。
カフカ自撰小品集
面白かった。
小さい女
歌姫ヨゼフィーネ、または二十日鼠の一族
がとくに。
カフカの行きつ戻りつする考え癖。
自分の存在が如何に「小さい女」を怒らせるかを淡々と語る。それだけのお話。
「ヨゼフィーネの歌声は、ひょっとすると、ただの<ピューピュー鳴き>に過ぎないんじゃないか(本文抜粋)」というだけのことにつき延々論考する。
音楽してる。
ソナタではない、変奏曲だ。ヴァリエーション。
展開しない、ひたすら変奏する。
この線だったら、おれも・・・などと無謀なことを考えてはいけない。
シビルイルイに自分が連なるのが関の山だ。