啓発舎

マジすか? マジすよ

あけましておめでとうございます。

食って飲んでテレビ見て近所に初詣でにでかけ、とわかりやすく過ごし、脳みそはほぼ機能停止に近い。

恒例テレビの話で慣らし運転します。

◆紅白は、さえなかったようですね、数字が。
いや、見通すつもりだったのだけど、前半から例の食傷規格化路線で、早くもとなりのチャンネルの息子ヤルヴィの第九といったりきたりをはじめ、クラシック回顧番組になったらEテレに居座ってしまったという次第、というわけで中身については細かくあれこれ言えません。
ただ、前半で、年忘れジャニーズ祭りにようこそ、という戦略はありだな、数字を稼ぐ手段としては、わしには関係ないことじゃが、という感想は一応もったので、視聴率が低かったという報はちょっと意外でした。
規格化が飽きられている、と、当方の感性に引き付けて解釈するのは、独りよがりでありましょうか。

◆シルヴィ ギエムさんがカウントダウンでボレロをやったのはびっくり。
何年か前引退興行を打たれたと記憶していたので。
お元気でなによりでだ。
最後のほうで、シエーのポーズを立て続けに何回かやるのだが、その跳躍の切れなんかも立派なもんでした。

そのあとの各局の歌番組にも少しつきあったのだが、EXILEも三代目なんとかも本家ジャニーズ一味も、わしには、みんなおなじにしか見えん。


◆正月のお笑い系は、総じて面白かった。これも意外だ。
どこもやってる街歩きものは、素をどれだけ拾うかに尽きると思うのだが、太川蛭子のバス旅行は、やはり大関の貫禄だ。
それがしの行司によると、寄り切りでタモリ釣瓶のNHK軍団が苦杯をなめたのであるが、これは単に余が蛭子に同化のレベルで感情移入したからに他ならない、と言い切ってよいか。
NHKタモリ釣瓶の伝言ゲームはおれにいわせりゃNHKの一番悪いところ、こんなことやってみましたいかがでしょうか、という手筋をみせる嫌味さの標本だ。
タモリ釣瓶は大先生になってしまいました、NHKでは。芸人殺すにゃ刃物はいらぬ、祭り上げればいちころよ、といま思いついた。

◆そこへいくと、民放は気を吐いた。
TBSのキャノンボールなんか笑いましたよ。くだらなさの高みを追及する姿勢を買う。

とりあえずそんなところ。