啓発舎

マジすか? マジすよ

アメリカン ビューティー
 アカデミー賞5部門だとかいってるが、とっちらかった整理のつかない映画。
テーマは手あかにまみれているし、展開もマンネリ。
アネット・ベニングなど、やな女を演じる自分を演じている。ステロタイプの二乗というべきか。

ケヴィン・スペイシーによるケヴィン・スペイシーのための映画、としてみれば、OK。

脇は、全部、だめ。


会社にたんか切ってやめた帰りの車の中でのみぶりのイノセントなかんじ。


ケヴィンスペイシーの秀逸なのは、感情に起伏のない、普通のぼーっとしたときのおやじ感。
女房に肚たててるとか、娘にののしられてるとかでない、普通に、いる景色。
ただ者じゃないね。


おやじは世界共通だ。