啓発舎

マジすか? マジすよ

神保町 ボルヘス

◆夕方神保町で打ち合わせ。千鳥ヶ淵は、新緑の生気あふれる空気。晩春というよりディープな春。このディープ感は、好きだ。梅雨すれすれのディープさ。
◆担当者おらず、帰るまで暇つぶし。信山社で立ち読み。ボルヘスのこんどでた岩波文庫を、ほとんど買おうかと思いつつ、半分ぐらい立ち読み。
 千夜一夜物語の17巻本が、あると思うだけで豊かになるというようなくだり、いいですね。ボルヘスしてますね。
 自宅にあるのだが、全巻は到底読めるはずない、と。ほんとか、ボルヘス。あの書淫の魔のボルヘスにして、千夜一夜物語全巻読破していないのか。
◆で、打ち合わせ。世間話で、この二週間のことを少し話したが、温度差は埋まらず。無理ないか。
 現場感覚、五感でとらえる空気は、報道だのなんだのでは、絶対伝わらない。
 先方、誠実に聞いてくれているのだが、つい、違うんだそういうことではなくて、というもどかしさがつのってきて、これは、と思い、切り上げる。

 体調完全じゃないせいか、8時でへとへと。