◆巣鴨1200メートル。およびビール。
◆今日は、なんですね、グラミー賞だね。
◆Bzと上原と内田光子さまと、あと、だれだっけ。
◆Bzと上原は、世界に通用する。ブラヴォー。
◆内田さまは、既に通用しまくっているので、今更感はある。モーツアルトも、その昔、ジェフリーテイト氏とやったやつで賞とらなかったでしたっけ。
実は、それがし、内田さまは、その、なんだかこの人恐れ多いからなんだが、まあ、ちょっとというかんじなんですのよ。
◆ピアニストは難しいね。
楽器が、ああいう、力持ちじゃないと御せないようにできてるから、どうしても、マッチョ感があるんだ、当方には。
室内楽でピアノとあわせると、わしの楽器は、たいていピアノの左手によって粉砕される。音のでかさ、はげしさ、によって。
がん、と打って、減衰する音と、弓で弾く羊羹のような減衰しない音の違い。
木を振動させて空気に伝播するふくよかな響きと、鋼をハンマーでぶったたく音の違い。
◆ピアノでOKなのはドビュッシーだけか。
◆あるいは、これは打楽器だ、たいこだ、と見切ってがんがんやったバルトークか。
◆バルトークの一番二番は、最近聞かないが、ポリーニアバドの二番は凄いですよね。
バルトークは、しかし、真ん中の楽章のもやもや感もいいよな、夜の音楽。
◆今日は、7年ぶりに池袋に足を踏み入れたのだった。
仕事で。
街の肌合いは、全然かわりませんね。おそらく10年後も、20年後もこの感じだね。池袋だね。
ここは、実は小学生の頃、日曜の塾の会場があって一時丸ノ内線で毎週通った時期がある。3カ月ぐらいだったか。代々木、中野、目白、大橋、神田、お茶の水、などにも通った。主催者も、会場の確保はたいへんだったんだね。
地下鉄に乗っていろんな街に行けるので、日曜の塾は大好きだった。
だが、例外が一箇所だけあった。そこに行くときは、帰りも寄り道しないでとっとと帰ったもんだ。その頃おぼえた一種すきま風がふくような感覚、40年前だが、と、いまと、全くかわらないのは驚くほかない。