啓発舎

マジすか? マジすよ

オフ。自分とつきあう。

◆去年の年の暮れから、なにかと身辺がにぎやかになってきていて、なんだか自分が半分ぐらい他人にとられてしまっている。現に今日もこれからピックアップしてもらって西のほうにいく。
◆つかのま紅茶飲んでぼーっとしていると、かすかに自分の声が聞こえてくる。
◆キーワードは、どうしても、「美」です。照れずにいうが。
〜半日経過〜
◆で、荻窪方面に外出し、帰りに恵比寿でおろしてもらっていつものパターン。年のせいか、このいつもの散歩とちょっと一杯、というのが、いや、なんとも。日仏会館の交差点までの並木。
N響アワーは、堤「座頭市」剛先生のドボコン。いや、凄かった。
 六代目菊五郎か、先先代の団十郎か。見得を斬る、張り手をかます(これは相撲か)、国技伝統芸能総動員というかんじだ。
 表現意思のかたまり。少々の音程だのテンポのずれなど、大きな音楽の流れの前にはなんでもない、堂々とした男っぷりのチェロを聴かせてもらった。
◆付随して思ったこと。
 ・トライアングルは、ほんとに必要か。いつも思うが。
 ・終楽章の、ヴァイオリンと二重奏になるまえの場面転換でオーボエがでてくるところの、ふにゃっとするところ、がこの曲全体の肝だ。

◆再びキーワードのことだが、「美」がちょっとなんであれば、時空を観照する、と言い換えてもいい。
 このことについては、この国には、先人の洞察がいくらでもあって、古今集以来のいくつかの歌集をひもといて昔の歌人と対話するだけで10年ぐらいはすぐ経ってしまうのではないか。
◆あとは、お能なんだが、これは、ちょっと、なんですね。10年まえだったらね。